【60代/女性】垂直骨量が少ない大臼歯部の抜歯即時埋入の症例
左上第１、第二大臼歯が欠損のため局部義歯を作製したが、食べ辛いためインプラント処置を希望されました。従来であれば、骨移植が必要な処置で治療期間が長期に渡り侵襲の大きな処置を必要とする症状です。
骨移植を行わずにインプラントを埋入し、２回法の処置。術後8週で2次安定が得られたので、即時に仮歯を作製。
仮歯を装着後、術後10週で口腔内スキャナーを用いて印象採得を行いました。
術後14週でインプラント上部構造を装着した。患者様は、腫れや痛みが少なく、短期間で治療が終えた事に満足していただきました。また、インプラント周囲の骨吸収は認められていません。
治療期間：12週
治療費用：¥475,800(税込)
リスク：このような垂直骨量が少ない部位では、骨移植が必要となり、侵襲も大きく治療期間も1年以上掛かる場合がある。
歯科医師の見解：このような垂直骨量が少ない部位においても、骨移植を行わないインプラント処置は1回の外科処置で完了し、感染や痛みや腫れがなく安全な方法である。また長期的な予後も良い。ただし、この方法に熟知した経験豊富な専門医に委ねた方が良い。
